講師ブログ

誤字脱字は誰のせい?

私は実はこれまで何度も自社も他社も含めてホームページの制作をしていて

いくつかのデザイン会社さんにお願いをしているのですが、

掲載していただくテキストに関しては

自分で作って自分で打ったものを

担当してくださっているデザイナーさんにお渡しをしています。

ある日、製作段階で誤字を発見し、

『すみません!何度も確認をしたつもりなのですが私のほうで間違っていまして…

お手数なのですが修正をお願いしてもよいですか?』

と依頼しました。

すると担当してくださった方は

『本来ならこちらで気づくべきところ抜けてしまっており、

こちらこそ大変申し訳ございません!!!』

とそれはそれは丁寧に謝罪され

こちらが恐縮してしまうほどでした。

 


いろんな制作の仕方があり、

契約などによっても違うかと思うのですが

今回のように

どちらに責任があるとも言い難いケースというのは

ビジネス上でよく起こり得るのではないかと思います

 


本来は

私が責任をもって正しいものをお渡しをし、

あとはコピペしていただくだけでOKの状態にしておくべき

と私は思っていて

いやいや最終のチェックはこちらがすべきで、

誤植のない完璧な状態で納品すべき

とデザイン会社の担当さんは思っていて

いわばお互いに自分が責任をしっかりと果たす側であると思って

仕事をしているのですが

こういうケースはやり取りをしていても非常に気持ちが良いものです



一方で

こちらはテキストを投げるだけ

あとのチェックはそちらでやっといて

という態度で私が依頼をしたとします

その依頼を受け取る側は気持ちよく受けられるでしょうか

きっとこういう投げ方をされてしまうと

こっちはもらったものをコピペするんだから文責はそっちでしょ

という気持ちになってもおかしくはありません

せめて

『誤字脱字がないか最低限確認をしているのですが、

恐れ入りますがそちらでも一度チェックをお願いできますでしょうか?』

このぐらいの依頼はあってしかるべきです。


ビジネスマナーを教えている私が

私はクライアントとして依頼しているのだからそっちで責任とってよね

という態度と言葉で依頼をしたとして

そんな人にマナーを学びたいと誰も思わないはずです。


人間性は

こんな日々の一つ一つの出来事に必ずでます

もし

社内で上記のようなやりとりがあった場合

お互いに気持ちよく仕事ができるように進められているかどうか?

もう一度見直してみてください

マナーの本質は相互尊重です

お互いに

相手に対して敬意をはらうこと

どちらがお金を払っているか受け取っているかなんて

関係なく

プロとしてお互いに敬意と責務をもって

共に協力して進めましょう!

お互いに良い状態を作り上げましょう!

という意識こそが大事なのではないかと思うのです。

 

 

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人財育成トレーナー・メンタルコーチ川田直子のブログより転記

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