講師ブログ

働き方改革と研修

世は働き方改革が叫ばれる中

先日、とある企業の人事担当者に言われました

人を育てることの必要性は十分に感じる

しかし

働き方改革だのなんだの言われ

そもそもせっかくやる気になってもらっても

会社にいられる時間が少なく業務に制限がかかる

多くの社員が

やるべきこととそれにかけられる時間の制約の中で戸惑っている

なるほど

おっしゃることはわかります。

 

スポーツに例えると

もっとうまくなりたい!もっと練習したい!

となっても

はい、体育館の使用時間はここまで~

のようになると

白けてしまうのですよね。

 

だから今の時代において

社員の育成や教育は時間の無駄だ

と感じられることもあるのでしょうか…

私は

まるっきり逆の考えを持っています。

 

業務時間が減る

というのは法で定められる限り

これは全ての企業や組織にとって共通です。

だからこそ

その制約を踏まえた上で成果をあげるにはどうしたらよいかを

考えなければなりません。

考える人を育てなければなりません。

 

スポーツに例えるなら、

もっと練習したい人が

体育館の使用時間が限られている

そうであれば

体育館を使用できない時間の使い方こそが

レベルアップに大きく関わると気づくはずです。

ある人は別の練習場所を探すかもしれません

ある人は自宅でできるトレーニングを考えるかもしれません

ある人はスポーツを理論で学ぼうと勉強を始めるかもしれません

ある人はそもそもは身体づくりだと健康に直結している食事に気を使うようになるかもしれません

 

研修は

気づきやきっかけを多く与え

行動変容へとつなげるもの

ですから

こんな時代だからこそ

自ら考えて行動する人財を育てるのにとても有効です。

 

 

私がこれまでお会いしてきた

いわゆる成功者と呼ばれるような人たちが口をそろえて言うことは

仕事と遊びの区別がつかない

仕事は遊びだ

ということです。

仕事と遊びが一緒とは何事だ!けしからん!

と言う人もいるかもしれませんが

彼ら、彼女らは区別がないからこそ常に熱中しています

就労時間が何時から何時までであろうと

定時を過ぎようと

休日だろうと

熱中しているということは

当たり前ですが

人よりも量を多くこなしていることになります

その結果

質の良さを知ることになり

決められた時間のみ仕事をしている人達よりも

はるかに大きな成果につなげていくことができます

彼ら、彼女らは

遊びだというくらいなので

それでも全く苦痛ではないのです

まさに

仕事を楽しんでいる人の姿がそこにあるはずです。

 

私はこれまでもずっと

とにかく仕事を楽しむことを提唱し続けてきました。

中には

仕事ってそもそも楽しくないものですよね?

と真っ向から否定されてきた受講者の方も何人もいらっしゃいましたが

楽しむというのは

努力や苦労を一切しなくてよいということではありません。

例えば

自分がまったく興味も関心もないことを

好きでもないことを

食事や睡眠、プライベートの時間を削ってまでやれ

と言われるとそれはただの苦痛でしかありませんが

これが大好きなことであれば

気づいたら食事もトイレにいくのも忘れて没頭していた

ということが起こり得るのです

私も多々あります。

 

 

これまでの研修では

業務の一環として

社の一員として

何が必要で何ができなければならないか?

にフォーカスを充てるものが多かったように思いますが

これからは

夢中になれる人の強さにいち早く気が付き

そういう人財を育て始めた企業が勝っていくでしょう

 

働き方改革の今だからこそ

本当に必要なことは何か?

を見極めて伝えられる講師でありたいと思っています。

 

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人財育成トレーナー・メンタルコーチ川田直子のブログより転記

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