講師ブログ

先払いか後払いか

予約アプリなどの急激な増加により

飲食店や美容サロンなどでは

No show(姿を現さないこと)

すなわち

予約の無断、無言キャンセルが後を絶たないそうです。

ついには逮捕者まで出たようですが

お店側にとっては本当に深刻な問題ですね。

 

飲食店の場合

ご予約に合わせて食材の仕入れや席の確保をしているのはもちろんのことで

急にキャンセルとなった場合、これらが無駄になってしまうというのは

店側にとっては大きな痛手です。

団体客などの場合は

売り上げ見込みが大きく崩れることにもなります。

経営側からすると本当に迷惑極まりない

というのが本音ではないでしょうか。

私もよく予約をするのにアプリを利用していますが

ネイルサロンや美容院の場合も

その時間は当然ながら予約客のために確保しているので

急に空いてしまうと非効率となりますし

他のご予約のお客様を断っていたというケースもあるでしょう。

 

もちろん全ての予約キャンセルが悪意あってのものではなく

急な病気や事情で致し方なく

の場合もあるのでしょうが、

それにしてもできるだけ早い段階でキャンセルのお知らせをするのがマナーです。

 

No showを防ぐ一番の方法は

私は予約段階で支払いを済ませてしまうのが良いのではないかと思っています。

そうすれば例え悪質なキャンセルであっても

店側は既に売上が立ってしまっているので

困ることはありません。

このことをとある企業でお話をしたところ

サービスは受けてから支払うのが当然だ!

食べてもないのに金を払うなんておかしい!

というご意見が出ました。

 

はたして本当におかしいでしょうか??

皆さんはお買い物をするときは先に支払ってから商品を受け取りませんか?

スーパーやコンビニは全て先払いですし

オンラインストアでも後払いできるところは稀です

なのになぜ

予約になると急に支払いを後にしたくなるのでしょう…

予約とは

字のごとく

予めの約束です。

約束は

信頼関係の元に成り立ちます。

アプリで

対面もせず

言葉さえ交わさず

いつでも気軽にぽちっとするだけで予めの約束が成立してしまう…

あまりに気軽に成立しすぎてしまうために

マナーを欠いた行動に繋がってしまうとしたら

それはとても悲しいことで

顔が見えない、声も聞こえない状態での約束事だからこそ

『マナー』が大切になってくるものです。

 

実は研修業界も

最近は前払いのところが多くなってきました。

個人受講が可能なものは前払いが多いようです。

幸い私の研修やセミナーに個人でお申し込みをされ

no showの方は今までいらっしゃいませんでしたが

これまでそういった誠意あるお客様に恵まれたおかげで

お客様を信頼して

心からの歓迎の気持ちでお客様をお待ちしています。

 

サービスを提供する側も受ける側も

相手への敬意と信頼、すなわちマナーを忘れず

良い人間関係を築いていきたいものです。

 

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人財育成トレーナー・メンタルコーチ川田直子のブログより転記

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