講師ブログ

アナウンスの上手い運転手さん

富山から名古屋に行くときは

電車ではなくバスを利用するのですが

最近

この名古屋行のバスに大きな異変を感じるようになりました。

ひと昔前までは

バスの運転手さんて

ただのバスの運転手さんだったのです。

何を言ってるんだ!?と言われそうですが(笑)

要するに運転だけしていれば良かったと思うのです。

ところが最近は

運転手さんが車内アナウンスをされるんです。

しかも

完璧な!

です。

バスの運転手さんって

運転が好き、もしくは上手

な方がなるものだと思っていました。

が、ここ最近は

運転もアナウンスもできる運転手さんが急増しているように思います。

ひょっとしたら

人件費の削減によって

やむを得ずにアナウンスもできるようになってしまった

というのが現実なのかもしれませんが

この運転手さん

副業で立派にアナウンサーとしてやっていけるんじゃないの?

と思うくらい

上手な車内アナウンスに

思わずうっとりしてしまったくらいです。

細かなことで言えば

声量、発声、言葉遣い、間の取り方など

相当に練習されているのだろうと察することができるほど

上手でした。

逆に言うと

ただ運転が好き、上手い

だけではバスの運転手さんになれない時代ということかもしれません。

 

富山から東京の場合は

新幹線も飛行機も両方利用しますが

北陸新幹線に乗ると

長野でJR西日本と東日本の乗務員さんが交代されます。

これもまた

ひと昔前まで

実は東日本の職員の方のアナウンスが素晴らしすぎて

西日本はもっと練習したらいいのに

と思っていたところ

最近は西日本さんのアナウンスが非常に素晴らしく感じるようになりました

きっと追いつけ追い越せと相当な訓練をなさったことでしょう

一方で

飛行機ですが

ひと昔前から

進化をあまり感じないのは私だけでしょうか…

いえ、ひょっとしたら

昔からアナウンスに関しては上手だったのかもしれません

が、

他の交通機関のアナウンスが進化、成長しすぎて

いつの間にか変わらなく、

もしくは

すっかり追い越されてしまったと

感じるようになったのかもしれません。

 

特に機内の英語アナウンスに関しては、

昔から外国人ゲストに対応しているはずなのに

これは本当に通じているのだろうか…

と思ってしまうことが多々あります。

近年はJRやバスを上手く使いこなす外国の旅行客が急増しているせいで

これまで英語とは無縁だった方たちが相当に対策をしてこられた

結果として

常に進化、変化を続けようとしている人達と言うのはやはり強い!

という印象を持つことになってしまったのではなかろうかと思います。

 

特にバスの運転手さんなんて

運転しながらアナウンスされているわけですよ。

これ、すごい技術だと思いませんか?

すばらしいアナウンスの後に英語まで出てきたときには

本当に驚きを超えて尊敬の気持ちを抱きました。

 

運転が好きだから、上手だから運転手さんになる

という時代はもう終わりで、

これからの時代は

バスの運転手さんが平日はアナウンサーになったり

JRの職員の方が英会話の先生になったり

そんなことが起こり得るような気がしてなりません

そして

そんな時代に柔軟性をもって対応できる人こそが

働き方改革を経て

本当に自分の好きな仕事を

いくつも選んでするようになるのかもしれません。

 

実際に私も

数年前から

仕事は何をやってるの?

と聞かれると

時に講師であり

時にメンタルコーチであり

時にコンサルタントであり

時にアナウンサーであり

時にカメラマンであり

時にライターであり

時にデザイナーでもあり…

うーん、ちょっと一言で説明は難しい(笑)

と返事をするようになりました。

 

何か一つの能力や技能に

また別の何かが掛け合わされたとき、

その数が多ければ多いほど

人はオンリーワンの存在になれるのだろうと思います。

 

私もまだまだ

掛けあわせられるものを増やしていこうと

勉強中です。

 

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人財育成トレーナー・メンタルコーチ川田直子のブログより転記

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