講師ブログ

プラスのことばとマイナスのことば 川田直子氏

小学5年生の息子の授業参観で保健体育の授業を見てきました。

どんなことをやっていたかと言うと

豆を箸でつまんで皿から皿に移動する

1回目は周りの友達からマイナスのことば『落とせ!失敗しろ!ダメだ!』などをかけられながらやる

2回目は周りの友達からプラスのことば『頑張って!落ち着いて!いけるいける!』などをかけられながらやる

1回目と2回目の変化を見る

というものでした。

これ、心が肉体行動にどう影響を与えるか?というのを体験するゲームなのですが

授業の流れからいうと

人間は心と身体がつながっているので

2回目、つまり周りから励まされたり応援されたときのほうが結果が良くなる

というのをゲームを通じて理解し、

それゆえに身体の健康とともに心の健康も整えていくことが必要

プラスのことばかけは人を元気にしたり勇気づけたりする効果があり

それによって成果を良いモノにすることができるという、

ビジネスマン向けの研修などでもよく扱われているテーマだと思います。

素直な子供達は大半が

セオリー通りの結果になるのですが、

うちの子

このゲームを始める前に

『俺は周りの雑音に心や肉体が惑わされることはない』

『1回目も2回目も同じような結果を出せる』

と言っていた通り

プラスにもマイナスにも反応することなく淡々と豆を移す作業をしておりました(笑)

メンタルコーチである私が日常いかに心を鍛えているかが良く分かる結果ですね笑い泣き

このようにメンタルを鍛え上げられた一部の人を除き(笑)

やはりことばというものは脳に多大な影響を及ぼします

ことば一つで疲れがふっとんだり幸せな気持ちになれたりすることもあれば

逆に

ことば一つでいがみ合ったりトラブルが起きたり

人間はときにことば一つで死に追い込まれるほど傷つくことさえあるのです

そのぐらい強大なパワーを持っています

プラスのことばかけはストロークの中でも誰しもが簡単にできて効果も表れやすいので

コーチングでもよく使う手法です。

私のこれまでのコーチとしての経験上

男性のほうがプラスもマイナスもストロークには反応しやすい傾向があるのではなかろうかと思っています

女性は見た目か弱いのですが、

図々し…

いえ、

たくましい方が多い印象です(笑)

ただ、性差によること以上に

一人一人の性格や価値観、過去の経験など

いろんな要素が影響して

人間の全ての行動を作っています。

ビジネスの場合もまったく同じことがあてはまり

心身の健康をおびやかされたり害されるような環境下で

人は自己の能力を最大限に発揮することはなかなかできません

やはりプラスのことばがあふれるような職場では

成果も良いものとなっていることでしょう

自分以外の誰かからの温かな声かけというのは

とてもありがたいのですが

実はこのプラスのことばというのは

自分が自分に

与えることもできるのです

日本人は遠慮や謙遜を美徳とする文化で生きているので

なかなか自分自身を認めたり褒めたりすることができませんが

私がんばっている!

すごい!できる!うまくいく!才能がある!私がナンバーワン!

など何でもいいので

プラスのことばを自分自身にかけてあげることによって

自分が自分に打つ心の栄養=セルフストロークとなります。

私はいつもこればっかりですが(笑)

とても効果はあります!

人間はみんなそう強くありません

弱い部分があるからこそ

優しくもなれるのです

だから弱っているときは遠慮せずに

栄養は自分から求めてください

どんどん自分自身に対してプラスことばを使ったストロークを打ってあげることによって

脳に良い影響を与え、心を強くしていくことはできます

自分をしっかりと認め信じている人は

周りの意見やマイナスのストロークにも動じることなく

冷静に安定した結果を保てるのです

プロとは

この心の状態を常に自分で作れる人のことを指します

よく

健康管理も仕事の内

と言われますが、これは心身両方の健康を意味しています

身体の調子が悪くなったときは心も落ち込みますし

心が病んでいるときは身体の具合も悪くなるというのは当然のことです。

プロがいちいち周りに影響を受けて心や身体を壊していていは

とてもではありませんが務まりません。

先生は授業の中で

『心が何かすっきりしないなとかすぐれないなと言うときは運動やトレーニングをするといいかもしれませんね』

というようなことをおっしゃっていましたが

これもその通りです。

筋トレは身体だけでなく心にも筋力がつくのです

トレーニングをした後は

よく頑張った!

すごい!

私はできる!!

とたくさん自分にプラスことばを浴びせてあげてくださいね。

世界の超一流ビジネスマンたちは定期的にジムに通っています

これは

身体とともに心を鍛え上げ

良い成果につなげていくためのものなのかもしれません

それでは私も

これからジムにいってきますビックリマーク

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