ちょっと今日は真面目な話ね。
昨年受講したEssentialManagementSchool(本質行動学)で本質についてを学ばせてもらいました。
そこで物事の本質を明らかにするのに、最も有効なものは“肯定ファースト”と言う考え方じゃないかって教わりました。
そしてこの本質なんですが、ココを外してしまうと何もかもが0になってしまうと。
確かに本質の反対にあるのは形式で、形式主義になれば、形だを整えればそれでいいって事になります。サービスでもなんでも本質の部分を忘れて形式だけになってしまっては、本当にお客様に喜ばれる、感動するようなサービスは生まれませんもんね。
例えば、大学で出世する為には、論文をたくさん出さないといけないそうです。
だからその論文が世の中にとって、素晴らしい物でこれで世の中がより良い方向に変わっていく物なのかどうかと言う本質の部分ではなく、論文の数と言う形式が重要になるって事だそうです。
これが一般企業であれば、とにかくノルマ売上をどんな方法を使ってもいいから、たくさん上げた人が出世し、その中で法やルールに触れなければ、なんでもいいって事になりかねないですよね。そんな人が出世して、本当に目の前の人が喜ぶようなやり方や方法は関係ないって事になってしまいます。
だから常に本質とは何かを考えて行かないと、数字や目に見えやすい形式ばかりにフォーカスされて、本来重視しなければならない本質が抜け落ち、後にとんでもない間違いや迷惑を世間やお客様にかかってしまう事になるんです。
そこで、この本質とは何かを考えたり議論したりしなくてはいけないのですが、ココで大事になるのが肯定ファーストなんだと。
人は自分を肯定したいし、相手からも肯定されたい。
そのどちらからも肯定する、される事ができたら自己肯定感が上がり幸せになれるんです。
行程ファーストとは、相手の存在を認めるって事で、そうすることで結果として、多種多様な意見を言える場を作ることができます。
反対に、否定ファーストから入ると、意見の強い人しか生き残れない場所を創ってしまいます。そして、新しいアイデアや声の小さな意見には光が当たらなくなってしまうんだそうです。
だから肯定ファーストが重要なんだと教わりました。
この肯定ファーストですが、難しく本質を考えるだけでなく、僕はコミュニケーションにとっても大切なんじゃないかって思います。
人はそれぞれ違ってそれでいいって事は頭ではわかっていても、自分と意見が違ったり考え方が違うとそれを忘れてしまい、その人そのものを受け入れる事が難しくなってしまい、建設的なコミュニケーションをとれなくなってしまいますよね。
寛司先生にも教わった、人は正しい事を言っても変わらない。正論で人は変わらないんだと。
かえって、正論で伝えると反発をうんで余計に相手はかたくなになる。だから、相手の事を理解しようとすればいい、それは相手がそうしたのにはそうしたいなりの理由があるって事を理解しようとすることなんだと。
そして理解しようとしてくれているって事が相手に伝わって、初めて相手はコチラの話も聞いてくれるようになるんだと。だから肯定ファーストが大事なんです。
ただ、この肯定ファーストとは、相手の意見を無条件に受け入れるんだと言うように勘違いしてしまいますが、そうではなくて、受け入れるのではなく、受け取ると言った感じがいいと思うんです。
例えば、日本では一夫一妻制です。そこにアラブの国の人が一夫多妻制の事を言われても、きっと受け入れることはできないと思うんです。でも、受け取る事はできるんじゃないかって事です。
一夫多妻制って言う考え方もあるんだなって受け取るって事です。ちょっと理解するのは難しいけど、それを良しとして生活をしているだなって事を受け取ってみると、相手ともコミュニケーションがとりやすくなります。
特にリーダーやマネジメントを任されている人たちが、この肯定ファーストを意識することで、組織も良くなって、本質を実践する世の中に変わっていけるんじゃないかって思います。
みんなで肯定ファーストで行きましょう‼
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香取貴信ブログより転記